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2011年5月14日 (土)

キネマ航空CEOの憂鬱 米エネルギー省5月13日の発表による補足(11)

米エネルギー省の5月13日付けのサーベイレポートの3枚のグラフを転記します。

まず、5月3日に行なった仙台から東京までの東北新幹線乗車時に受ける3秒毎の被爆量の実測値です。米国人のツーリストに対するサービスですがアメリカらしい調査と発表です。

05_03_2011sendaitokyo

高濃度汚染に最も近い福島付近を通過時のグラフが添付されています。

2時間半の乗車で平均40μレムの被爆とまとめられています。飛行機で大西洋を横断するより遥かに低い値です。

まず、駅に停車時は低いこと。トンネル内は著しく低いことが挙げられます。

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屋内待機の重要性が良くわかります。問題は一般的な生活の場である日本家屋の屋内に汚染物質を持ち込まない方策を政府がどのように指導しているか。

また、花粉症対策のようなことでいいのか、空気中の浮遊汚染物質が屋内に取り込まれ蓄積されていかないかの実験なり指導はどうなっているかの監視と検証です。

二番目は5月6日のデータを一枚にしたもの04_29__2011_cesium 

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三枚目はセシウムの同位体(Cs-134 Cs-137)別の分布です。04_29_2011_cesium_2 

見た限りでは差は認められません。

全般に北西方向の拡大は風によるものではなく爆発による大きい放射性物質の投擲の方向と考えられます。

また微小の粒子は広範囲に飛ばされたと思われますが、2回の爆発の性質や方向の差も考えられます。

なお、前回と同じく原子炉付近の情報は公表されていません。原発に関係していない米国人が近づくことはないため日本政府への配慮と考えられます。

少なくともデータは日本政府に届いており1号炉のメルトダウンは知っていたと考えられます。

猪苗代湖の北側の空白部分は安達太良山系の標高の高い部分です。航空機の飛行高度の問題とありますがそのまま信じていいのかどうかは不明です。

4月4日に公表されたデータでは80km圏外の西から南西方向に広がった定常値より大きい0.03-0.25mR/hrの地域は経済活動においては暫定基準値の適用範囲となっているようです。事実上の危険はないはずですが北東から北へはさらに広範に広がっていると考えられます。

しかし、これらの測定対象から外された中に高い濃度のスポットがある可能性は否定できません。

こうなってくると地方自治体も風評被害の懸念から公表は避けて欲しいところでもあると考えられます。日本政府は米国へ80Km圏内に限ってのデータ公表を要請しているようです。

これ以上の政府やマスコミからの発表は期待できそうにはありません。したがい週刊誌等の調査報道に期待するしかなさそうです。

Web上の短い文章に惑わされることなく自己責任による情報の読み取りが必要です。

参考までに一枚目の図のコメントは以下のとおりです。

Results show radiation levels along Tohoku Shinkansen Bullet Train
The integrated dose was measured with a calibrated electronic dosimeter by a field team member riding the train as a passenger, and includes external exposure but not inhalation.
The dose rate was recorded every 3 seconds with a calibrated scintillator.
All measurements were made inside the train.
The dose rate in some stations is significantly lower than along the tracks outside the station; possible evidence of decontamination.
The dose rate measured in the train is expected to be different from that measured by AMS because the train is often elevated (further from deposited activity) or in tunnels (unaffected by released activity).
The contamination on track beds may weather differently than on other surrounding ground material.

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