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2013年5月19日 (日)

キネマ航空 009-5 便 搭乗券リリースのご案内

【訂正とお詫び】 2013.05.21

009‐2 便の「フライト236」の初稿の中で「メリーさんの犬」と書いてしまいましたが「スーザンさんの犬」に訂正いたします。すでに脳裏にどどめられた方にはお詫び申し上げます。

なぜ間違えたのかはご賢察をお願いします。今後は十分に校正と推敲に留意いたします。まことに申し訳ありませんでした。

キネマ航空CEO
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キネマ航空 009 便の最終フライトとなります。繰り返しのご搭乗ありがとうございます。

TICKET/ Flt.009-5 をクリックしてください。直接のご搭乗となります。

この 009-5 便の時代は1929年10月24日の「暗黒の木曜日」から始まった世界恐慌のまっただ中の時代のパイロットを描いた2本です。

この数年後の1936年7月から1939年4月にかけて戦われたスペイン内戦は新しい航空戦の始まりをもたらします。航空戦は主に欧州機が主体で行われました。

日本はこの航空戦に参戦しませんでした。その結果、日本は第一次大戦機の延長にある零式戦闘機(計画要求書 1937)を生み、ヨーロッパは、特にドイツ(Bf109 同1934年)から、いわゆる重戦闘機の戦訓を習得し、対抗する英国(スピットファイア 同 1935年)も高速と上昇力を使った一撃離脱の戦法、つまりは大馬力エンジンが必要な機種へ転換をはじめました。これには馬力の増強に耐えうる強靭な機体も含まれます。これが日本の設計と大きく異なりました。

米国は中立を保ちました。その結果、第二次世界大戦に入ると、どっちつかずの開発で生産された戦闘機のままでしたので太平洋戦線の緒戦では零戦にたたかれることになりました。(P-36 同1933年頃 のエンジン換装型がP-40 同1937年頃、新設計を行うP-51 の仕様が1940年に策定)

ちなみに中立とはいえ、数千人のアメリカ市民も義勇兵としてコミンテルンに指導された共和国側の人民戦線の旗が掲げられた国際旅団に参加し、ナチス・ドイツとファシスト政権のイタリアの欧州枢軸国に支援された右派反乱軍と戦闘を行っています。その中に第一次世界大戦後のロスト・ジェネレーションと呼ばれる世代も加わっていました。

そして、ここで生き残ったアメリカ市民は共産党員とみなされ、さらに過酷な人生を歩むことになります。アメリカ市民の信じた自由がソ連からも母国からも裏切られた戦争でもありました。

今回の主人公となるふたりも生きていれば参加していたかもしれません。その二人の死を描く二人の監督の手法が対照的です。

 BOARDING TICKET/ Flt.009-5 

第一次大戦中には多くの青年、特に男子が志願、義勇、徴兵として戦場を経験することになります。飛行機が登場して大量のパイロットが必要とされたのもこの戦時においてでした。

大戦が終わり過酷な戦場を経験し、幸運にも生き残って帰還した兵士たちの世代を「ロスト・ジェネレーション "Lost Generation"」と呼ぶようになります。日本語では「失われた世代」と訳されました。すなわち親の世代からすれば、これまで息子たちに教育してきた価値観が失われていく時代となりました。

しかし、そう呼ばれる世代からすると "Lost" の意味は航空機でいう「ロスト・ポジション」自機位置喪失の「迷子の世代」と呼ばれたほうが適切と思えます。そして多くのパイロットが軍から離れますが空への執着は断ち切れません。

上映作品は

・ 翼に賭ける命
ストーリィは浮き草稼業のフライング・サーカスの家族とそれを取材する新聞記者の四角関係のメロドラマです。

とはいえ原作はアメリカのノーベル賞作家ウィリアム・フォークナーの「パイロン(標識塔)」という小説です。

パイロン・レースのシーンは結構迫力があります。ヒロインとなるドロシー・マローンの虚無的な演技は魅力的ですが・・・今の日本で理解できるかどうか。

コラムはどうしたことか、当CEOが思い出した日本の歌謡曲の話になってしまいました。

「流れの旅路」と「サーカスの唄」です。5月15日の就航後に YouTube にリンクを付けました。多少の加筆と修正を行いましたので、ご存じの歌でなければ再度のご搭乗をおすすめします。

後者の音源は、SPレコードのせいか2番が欠けていますが、以下の歌詞でした。ご参考までに・・・
「2 昨日市場で ちょいと見た娘/色は色白 すんなり腰よ/鞭(むち)の振りよで 獅子さえなびくに/可愛いあの娘(こ)は うすなさけ」 ちなみに「獅子(しし)」はライオンです。

「すんなり腰よ」は「ほっそりした腰」という意味ですが、性的妄想を喚起させるとして検閲不許可か自主規制か・・・単に曲全体のイメージの構成上なのか・・・原詩の二番と三番の間に、二番分相当の長さの間奏が入っています。

・ 華麗なるヒコーキ野郎
「ストーリィも映像も航空映画らしい航空映画です」の一言で共感してくださるお客様は本当の飛行機ファンです。

解説の目玉は、飛行機の主役を務める、そっくりさん同士のカーチス JN-4D ジェニースタンダード J-1 の比較と開発のいきさつです。この2機種は「翼よあれが巴里の灯だ」でも共演しています。

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二つの映画に託(かこつ)けたような鎮魂の辞ですが、日本にはこのような生き方をされたパイロットもおられました。

日本に「ロック岩崎」こと岩崎貴弘氏(1951-2005)がおりました。氏は航空自衛隊で第一線の戦闘機を乗り次がれて、数々の戦技を工夫され模擬空戦でその結果を出された伝説のパイロットでした。

氏は44歳半ばで第一線を退くと同時に退官されてエアロバティックのパイロットとしてピッツ S-2C を有するチーム、エアロックを率いられました。

そして2005年4月、エアロックのホームであった但馬空港で訓練中に不測の墜落に遭遇されて、観客に観られることなくお亡くなりになりました。享年53歳。

氏は実際の戦闘に参加されてはおられませんが、飛べなくなることで心の中の何かを失い、何かを見つけようとされておられたように思えます。

これは人生の半分を過ごした愛着のある職をリタイヤしたものすべてが感じる気持ちを代わって実行されたようにも思えます。

当CEOも10月の青空のもとで氏のフライトを観たことがあります。中でも垂直に空高く上昇して始める数々のマニューバーは今でも記憶にあります。

ご冥福をお祈りします。

キネマ航空CEO

当CEOオフィスにご来訪並びに、ご搭乗ありがとうございました。

フライト009 は、こちらの通しチケットでいつでも再搭乗いただけます。

 BOARDING TICKETS for Flt.009

当キネマ航空CEO自身、我ながら冗長冗漫、支離滅裂なところを認めます。しかしながら全フライトを通して、それなりの論旨は持たせたつもりであります。

論旨了解、意味不明の場合は各フライトのコメントにお書き残しください。もちろん論旨不明の場合も同様にお願いいたします。

キネマ航空CEO拝

次発のキネマ航空010便もご期待ください。
またのご来訪をお待ちしています。

キネマ航空CEO

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