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2014年7月12日 (土)

キネマ航空 飛行機を作る映画で飛ぶ 011便の就航をアナウンス

2014/07/15 22:30 キネマ エアラインズ 011便 が就航いたしました。
ご搭乗をお待ちしております。

今回は、「『映画で航空工学の歴史を学ぶ』ナンチャッテフライト」と称してご提供いたします。

今回のフライトは次の3本に厳選いたしました。とにかく、当CEOの解説は(内容はそうでもないのに)濃すぎ、また、かなりの長時間フライトとなります。まずは3回に分けてのご搭乗をおすすめします。

当キネマ航空はCEOの思い込みで運行しております。「ただ、ただ、映画が好き」で、ご搭乗のお客様には限りなく眠くなること請け合いの内容であることを予告、かつ保証をいたします。(もちろん映画そのものは別ですが・・・)

したがいフライト・フィーにつきましては(乗客の皆様の場合は貴重なお時間を)お返しすることができません。まことに申し訳ございません。

上映中の 011便へのご搭乗は上方のリンクからとなります。

なお、当オフィスにおいては上映作品に関連した話題を提供しております。
以下の各題名のリンクをおたどりください。

・ アロー “THE ARROW” (1996) カナダ

朝鮮戦争を経て冷戦がはじまる1950年代にカナダで作られたマッハ2を超える巨大迎撃戦闘機 アヴロ・カナダ CF-105 アロー の開発過程とその終焉を、技術と政治、政治と経済、内政と外交を絡めて描きます。

音速を超える技術の後退翼や三角翼で生ずる、「アウトフロー」による「ピッチ・アップ(不意の機首上げ)」が映像で取り上げられています。

ほかには音の壁をブレーク・スルーする技術の一つであるエリア・ルールの説明にコーク・ボトルによる空気の流れの映像もあります。が、これは説明としても事実としてもあやしい。

カナダ公共放送制作のTV・ムーヴィーで結構な長尺ですがYouTubeで視聴できます。

・ 超音ジェット機 “THE SOUND BARRIER” (1952) イギリス

1940年代半ばの戦中から戦後の1950年にかけてスピードに懸ける経営者とその娘との葛藤にテスト・パイロット達をからめた疑似歴史として描きます。

したがい実際の航空史実とは齟齬がありますが、そこは呑み込んでご覧ください。飛行機を介して人間を描く映画です。同時にある種のプロパガンダ映画でもあります。

デ・ハビランドと双璧をなす架空のリッジフィールドは、当時は超えることはできないとされていた音の壁を突破する高速機を製作する情熱に駆られていました。それらの機体としてスーパー・マリン社製で直線翼の アタッカー と後退翼の スイフト が リッジフィールド プロメテウス」 を演じます。(ちなみにこのころのスーパーマリンは設計も含めて親会社ビッカースの下請け的存在だったようで、いずれの機体もレジナルド・ミッチェルがスピットファイアで見せた昂揚感は感じられない)

プロメテウスはリッジフィールドの娘婿を墜死させてしまいます。このときの原因が「エレベーター・リバーサル(昇降舵の逆利き)」でした。映画ほど劇的なものではなかったようですが実際にあった現象です。

気体の圧縮が顕著になる遷音速では、さまざまな現象が機体を破壊し音の壁を実感させていました。「タック・アンダー(不意の機首下げ)」、「ウィング・ドロップ(不意の横転)」、「エルロン・リバーサル(補助翼の逆利き)」などなどの説明を加えました。むしろこちらのほうが実際の空中分解の原因になったようです。

・ アビエーター “THE AVIATOR”  (2004) アメリカ

当キネマ航空では実写もしくはスケール・モデルの操演による航空映画を上映する方針とは異なりますが、映画に描かれるハワード・ヒューズ Jr. (1905年12月24日 - 1976年4月5日)はアメリカの航空機の製造と運用にかかわる業界の歴史において重要なパートを務めています。外すわけにはいきません。

それにヒューズの事業の一つであった映画の分野ではハリウッドの航空映画の製作や性的露出の限界をめぐる歴史も垣間見えますしね。

当CEOも、ここまでの機体を登場させるにはCGでなきゃ無理かなと思い始めた映画でもあります。

ボーイング モデル 100
フォッカー D.VII
ウィチタ フォッカー(改造機)
ツェッペリン R クラス 飛行船
ロイヤル・エアクラフト・ファクトリィ S.E.5
エアコ DH.4
シコルスキー S-29A
シコルスキー S-38 飛行艇
ヒューズ XF-11
ヒューズ H-1 レーサー
ロッキード モデル 18  ロードスター
ヒューズ H-4 ハーキュリーズ 飛行艇
ロッキード L-049 コンステレーション
ロッキード L-1649A スターライナー

などなど、どれが実機なのか見分けるのはいかがでしょう。

クライマックスは今でも世界最大クラスの大型機 ヒューズ H-4 ハーキュリーズ 飛行艇 の離水シーンです。

ヒューズがハーキュリーズに熱中していたころ日本でも中島知久平が構想した大型爆撃機 Z飛行機 が陸軍によって 中島 富嶽 として概念設計に入っていました。

いずれも 4 列星形 の空冷エンジンをそれぞれ8基と6基を装着させる構想でした。コラムでは、これらのエンジンを肴に戯作風にまとめてみました。一部の軍用機ファンからはたたかれるかもね。

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飛行機を作る過程の映像としては当キネマ航空 009 便の「翼よ! あれが巴里の灯だ 」や宮崎駿の「紅の豚」、「風立ちぬ」の中にも垣間見えます。

それでは、

NOW ON SERVICE , KINEMA AIRLINES FLIGHT 011, JST 22:30 15/07/2014

ご期待ください。

敬白

キネマ航空CEO 拝

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