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2015年3月21日 (土)

『心情リベラルの戦争論を考える』 (『情』の巻)

(承前)いよいよ『の巻』、『の巻』に続き『の巻』となります。これが意外と難しい。

一般に「喜怒哀楽」となるのだろうが、人間の感情ってこんなモンか? どこかヘンだなと思えてしまう。

苦しい時の「ウィキ」頼り・・・では、仏教から来たと考えられる「喜怒哀楽愛憎」の六情、「喜怒哀懼愛悪欲」の七情がある。これが中国で「喜怒哀楽怨」と五情となったようだ。

ここからは、当CEOが想像する日本四情「喜怒哀楽」の成立過程です。

おそらく、中国経由で大和に到来したインド発祥の仏教七情から派生した中国五情から「」を、あるいは六情から「愛憎」をはずしたと考えられる。

この脱落三情は、いずれも『』の中では他人とのかかわりが強い。日本的な美意識では生々しすぎたのであろう。しかし、「源氏物語」の主題はまさに「愛憎怨」である。

残された「喜怒哀楽」は「愛憎怨」をそぎ落とした後の個人の感情をコントロールする「」のなかで定着した(いわばフツーの人間の本能に目をつぶった)日本人の四文字熟語となったと思われる。

案外このあたりが日本人の付き合い下手というのか、外から見た「分かりにくさ」の原因かもしれない。

具体的な『』は、ウィキペディアからの丸写しで・・・あるは、あるは・・・、もっとあるけどそれはこちらの立体曼荼羅で・・・

・安心、不安 ・欲望 (意欲) ・期待
・感謝 ・恐怖 ・優越感、劣等感
・驚愕、興奮、好奇心、性的好奇心 ・勇気 ・恨
・冷静、焦燥 (焦り) ・快、快感 (善行・徳に関して) ・怨み
・不思議 (困惑) ・後悔 ・苦しみ
・幸福、幸運 ・満足、不満 ・悲しみ、切なさ
・リラックス、緊張 ・無念 ・怒り
・名誉、責任 ・嫌悪 ・諦念 (諦め)
・尊敬 ・恥 ・絶望
・親近感 (親しみ) ・軽蔑 ・愛しさ
・憧憬 (憧れ) ・嫉妬 ・憎悪(愛憎)
・罪悪感 ・空虚
・殺意
・シャーデンフロイデ
・サウダージ

なんで驚愕、興奮、好奇心にならんで性的好奇心があるのか?と突っ込みどころもあり、外国語の感情まである。どうやら複合した感情を短く示す日本語の言葉がないらしい。いっぽうでは、対象を特定した哲学用語の「ルサンチマン」はないようだ。

一覧のなかには戦争につながりそうな「」や戦争の中で感じる「」がありそうだが、意外な感情が戦争に共感するのかもしれない。

たとえば「大東亜戦争は白人による亜細亜の植民地支配を打破する戦争であった」などは「負けることで・・・」が抜けた『』での発言とおもえるが、これを支える『』には「愛」や「親近感」さらには「名誉、責任」があったとなりえる・・・のかもしれない。

「感情」は人間の本質とされ、他人が正常な(何をもってかは ?? だけど)個人に対して踏み込んではならない聖域とされている。個人には自分にだってもてあますほどの感情がある。

順番は変えたがここまで人間の特性である『』『』『』を振り返ってみた。次回から「『文明』の編」にはいる。

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