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2015年10月14日 (水)

キネマ航空 012 便 予告編 (その 4)

キネマ航空 012 便は、いよいよ明日、2015年10月15日20:00 (JST)発の夜間飛行にて、メイドゥン・フライトを行います。

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最後の二作品は予告編(その 2)、(その 3)のような関連性はありません。強いてあげれば紹介する二人の監督は、何となく商業ベースの序列を思わせる巨匠とか名匠と呼ぶには当てはまらない。しいて言えば優れた映像作家といえるように思えます。

今回のフライトではすべての作品が監督自身が脚本を手掛けるか、あるいは参加しています。集中力を保てるモノクロ・スタンダード・サイズの名作と同様に、ワイドスクリーンの隅々に行き届いた構図や色彩設計、編集によるテンポの切れの良さは人生を重ねた俳優の演技とともにやはり違うと認識されるはずです。

続けてご覧になるのではなく時間をあけて単独上映作品としての鑑賞をお勧めいたします。

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風にそよぐ草 "Les Herbes Folles  " (2009)
監督はアラン・レネ。 作品の軸にあるのは「個の人間は個の記憶」であるということに尽きるようです。冒頭でレネの初期の作品に言及してみました。

今日(こんにち)の日本は、(美しい、あるいは美しくした)「国の記録が個の記憶」である、となって「個の記憶」が消されてゆく、あるいは消えてゆく、時代に安倍政権が誕生したといえます。

日本では「国の記録」というより商売の格付けとなっている世界遺産、記憶遺産が世界の中で行き着く問題としてレネの初期の作品の中に提起されています。

その意味でも一人一人が「個の記憶」を問い続けなければならない時代となりました。

さて、本作は「個の記憶と他者とのかかわり」と取れますが、長寿時代の人生を切り取った、多少の自戒と皮肉を込めたコメディとして観るのはいかがでしょう。

タンゴ "Tango " (1992)
監督はパトリス・ルコント。すべての作品を観たわけではありませんが初期の作品は一世代、二世代前の監督であるアンリ・ベルヌイユの「ヘッドライト " Des Gens Sans Importance " (1956)」やジュリアン・デュヴィビエの「埋もれた青春 " L'Affaire Maurizius " (1954 )」などの作品に見られる、思うにまかせぬ人生のペシミスティックな恋愛ストーリーを官能で包んで描く作家のように思えます。

本作も初期の作品ですが、こちらはタンゴのリズムに乗せた男三人のロードムービーのコメディです。この作品では男女間の官能もさることながら男同士の魂の結びつきといった雰囲気を醸し出しています。それにしても R-15 にしなくていいのかな。

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飛行機はまず前者「風にそよぐ草」から。

ロールスロイス・マーリン・エンジングリフォン + コントラ・プロペラに乗せ換えたスピットファイア(たぶん、すでにグリフォンに換装されていたMk.XIV の胴体 + シーファイア Mk.46 以降の機首)です。考証上は、こうした機種は公式には存在しません。

その他はっきり判るのは、ビュッカー Bü 133 ユングマイスタースチンソン リライアント (AT-19)、セスナ 152 、あたり。

以下、推定としてロバン DR221 カプロニ Ca.97スポルタビア RF4DPZL-104 に似て非なる何か、とソカタ ラリー・シリーズの初期型、だろうかなー。   

後者「タンゴ」では、

ステアマン・ケイデッドロバン DR 250フォッカー 50 フレンドシップ 、マックスオルスト・ブルザール MH1521 、水平対向エンジンに換装したビュッカー Bü 133 ユングマイスターワコ UPF7 PT-14)。

それから、特徴だけ書いておいた後ろ向きの機体、たぶんフランス機だと思うが識別に役に立つ資料が見当たりません。ご連絡をお待ちしています。     

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女優では、

タンゴ」で浮気の果てに殺されちゃうのはミシェル・ラロック(32)。そのほか、パリのアングラ劇団出身のミュウ-ミュウ(42)、ボンドガールだったキャロル・ブケー(45)、子役出身のジュディット・ゴドレーシュ(21)たちが中年男たちを彩る。以上の年齢は映画公開年現在。
みんな素晴らしいけど、やっぱり女優は30代が最も輝いているなーと勝手にほざく当CEO であります。

風にそよぐ草」では本編のほうに同様の年齢を記載しています。

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本012便は、いよいよ明日、2015年10月15日20:00PM (JST) の夜間飛行にて離陸します。

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