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2019年7月 9日 (火)

「マックとミー、レガシー・ビジネス始めるってよ」の巻 (3 の 1)

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CRJ の最初の一滴はゲイツ・リアジェット社が立てたリアスター 600 の構想を買い取った・・・は誤りで本文中に赤字で訂正をいたしました。 ご迷惑をおかけいたしました 

マックと言ってもハンバーガーではなく、PC でもなく、ダグラス でもない。 けれど、飛行機には関係がある、(M)ミツビシ・(A)エアクラフト・(C)コーポレーションであり、ミーはケイの(古いね!)バディ、じゃなくてMAC の親会社(M)ミツビシ・(H)ヘビー・(I)インダストリーズ・リミテッドの MHI であります。

2019年6月のパリ-ルブルジェ国際航空宇宙サロン(パリ航空ショー)では FAA の認証取得の途上にある MRJ90 の受注は得られなかったが MAC から次のアナウンスがあった。

営業機種(ブランド)名をミツビシ リージョナル ジェットMRJ)からミツビシ スペースジェットに変更する。

これにより納期を2020年を予定している MRJ90(乗客数 76-92)はミツビシ スペースジェット M90 、開発中の MRJ70(同 65-88)を ミツビシ スペースジェット M100 とする。

変更の理由は「リージョナル」の語感が【狭苦しい】客室を連想させるので「スペーシャス広々としている】」としている。(実機を【…ている】と思わせたいらしい・・・当CEO の見解)

M100 は アメリカのスコープ・クローズ協定くぐりのロングテールとなりそうな機種として2023年にデリバリーを始めるとしている。

なお M100 は胴体のストレッチ・ファミリーで M90 クラス以上もカバーする計画なので M100 でもつじつまはあっているようだ。

サロンでは M100 の室内のモックアップを公開しており北米の某航空会社から 15機の MoU(法的な拘束力のない覚書)を取り交わしたと公表した。(当ブログのビジネス・リストの変更は行いません)

また会期中の 6月25日に、カナダの輸送用機器のコングロマリットであるボンバルディアBBD)傘下のボンバルディア・エアロスペース社の小型航空機「CRJ」事業を買収する交渉を開始したと公表していた親会社の三菱重工業(MHI)が 同事業の買収合意を公表しました。

購入金額 5億5千万米ドル(キャッシュ)で事業に付随する約2億米ドルの債務と約1臆8千万米ドルの債権を継承する契約になる。
ちなみにMHIMAC の累積債務を解消する増資を引受て帳簿上の2019年3月期の決算を黒字に転換させている)

通信社の記事による買収目的は買い替え需要の顧客名簿と整備・保守・修理や改修のノウハウ、および MAC 対するボンバルディエから提訴された業務妨害訴訟の取り下げも含む、とされている。

と、いうことで、普通名詞となった「リージョナル ジェット」の先鞭をつけて30年にわたって牽引してきた CRJ シリーズはたぶん受注残を除き製造ビジネスはクローズされるようだ。

かくして、MRJ いやスペースジェット M シリーズは世界最小直径の胴体を持つエアライン向けジェットライナーとなったのでありました。 焦ったんだろうなー「リージョナル」から「スペース」だなんて。

でも形容詞の「スペーシャス」ならともかく「スペースジェット」と形容名詞にして続けたら、なんだか変だ。

航空機産業の社名の中に使われる「エアロスペース(航空宇宙)」の宇宙【スペース】で空気を燃やすターボファン・「ジェット」かい? まあ、「ジェット」の第一義は【噴流】であり宇宙でも使える! と、いうのだろうけど、下々では空席【スペース】あります「ジェット」・ライナーにならないか?
乗るほうはいいが航空会社は勘弁してほしいんじゃないかなー?

さすがパンピー乗客にやさしい殿様商売の「みつびし」だね。 山田さーん、座布団全部持ってって!

(それにしても認証型式などに使う短縮記号はどうするんだろう、 MS-M100 or MSJ-M100
マニアなら、『いやあ、「マイクロ(M)ソフト(S)」じゃなくて「MSJ」の「ミツビシ・スーパー・ジェット」ですよ! ほら、あの「ゼロ」の「ミツビシ」の』、となるのかもね)

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さて MAC が引き継ぐボンバルディアの CRJ 事業のレガシーはアメリカのリア・ジェット社が商標(リアジェット)を含めたビジネスをゲイツラバー社に売却したあとのリア社が立案した リアスター 600 の基本構想を買い取ったカナデア社で開発されたチャレンジャー 600 (初飛行1978)から始まります。
この後、カナデアゲイツ・リアジェットボンバルディアに買収され、カナデアは消えますが商標の威力でボンバルディア・リアジェットとなります。

ビジネス・ジェットとしてはタラップを併用するドア採用したオーソドックスな構成と構造で、胴体後部の双発ターボファンとT字尾翼でありましたが、ライバルより一回り太い胴体を採用した室内は高い天井の中央通路とその両側に豪華な1列の座席を配置できる乗員2名/客席数最大19名のビジネス/プライベート・ジェットでありました。

余談ながら、当キネマ・エアラインズの Flight 002 で上映中の「華麗なる賭け」と併映のリメイク「トーマス・クラウン・アフェア」にチャレンジャー 604 が登場します。 皆様のご搭乗をお待ちしています。(以上、当キネマ航空のコマーシャル)

この胴体の中に中央通路と頭上に荷物入れのある片側2列の4列座席を配置する小改造と胴体を延長(当然翼面積も拡大)をして操縦2名/客室2-1名の乗員と乗客50名の CRJ100 が1991年に初飛行した。 

なお、 CRJCanadair Regional Jet の頭文字でありました。 でも、この当時カナデアはすでにボンバルディアの傘下に入っていました。
ちなみにエンブラエルERJEmbraer Regional Jet からでした。  MRJ は手堅い命名だったんだね。

そして、ERJ は認証名などには残るが、初号機から、ファミリー名と機種名を E-JetE(基準座席数ベース) に変えた。 MRJ もとい! ミツビシ スペースジェット M シリーズのライバルとなるリニューアル・モデルは E-Jet E2 E-E2 となりブランドの歴史を手堅く直感的に展開している。 MAC に座布団一枚返してもいいかな。(閑話休題)

さて、下表は2019年3月に公表された CRJ シリーズの生産状況です。

近日リリースの(3 の 2)へ続く 

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