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2012年4月の3件の記事

2012年4月29日 (日)

キネマ航空008便 就航 (5月3日に補足しました)

お知らせ
- 就航中の800便 の「ボーイング・ボーイング」を中心に大幅に加筆をいたしました (2012年5月4日)-

大掛かりな 予告 をしておきながら出発遅延を続けてご迷惑をおかけしておりました「スチュワーデス物語」フライトが就航いたします。

・ エアポート ’75 
   カップリング上映は - 乱気流 タービュランス - 
前者はスチュワーデス、後者ではフライト・アテンダントが操縦士を失った機を飛ばします。
キャビン・クルーの呼び名が違うように機体もボーイング747-100から747-400に替わります。
キネマ航空でおくつろぎのところで、無事に着陸するとはいえオープニングから航空パニック映画の上映では、とさすがに反省しています。
しかしながらカップリング上映で時代による航空機技術の差を感じていただける企画のつもりでおります。なにとぞご寛容のうえご観賞下さい。

・ ジャッキー・ブラウン
職業:フライト・アテンダント、性別:女性、年齢:40代半ば、人種:黒人、年収16000ドル、冤罪の前科あり、の彼女が挑む男どもを向こうにまわしての賭けの結果は・・・
撮影当時の監督はまだ若かったが、四十路を越えた大人になって見る映画です。

・ ハッピー・フライト (アメリカ)
原題は「頂上からの眺め」。一味違うアメリカ版「スチュワーデス物語」。
日本では見られないフライト・アテンダントのキャット・ファイトもあります。
そこのアナタ!・・・「ゼロ戦がどうの、烈風がどうの」と講釈をいうボーイ・フレンドをお持ちのアナタ。「ふーん、あなたは『キャット・ドッグ・ファイター』なのね」と言ってやれる TIP を用意しておきました。

・ ハッピー・フライト (日本)
航空運輸業界(ANA)を背景にしたよくできた脚本と演出、とくにグラウンド・スタッフを演じた田畑智子さんに拍手。
エンディングの「COME FLY WITH ME」はフランク・シナトラが1958年にTWAとタイアップして創唱しています。
この当時のTWAはハワード・ヒューズの下にあり、曲のイメージがよく似合う、ハリウッド・セレブの乗る華やかな航空会社でした。
曲名を頂戴した映画「翼のリズム COME FLY WITH ME (1963)」ではフランキー・アヴァロンが歌っています。こちらはTWAではなくニューヨーク-パリ間を飛ぶ(この当時は架空の?)マグナ航空の3人の新米スチュワーデスの恋物語です。
次に上映する同時代の「ボーイング・ボーイング」と見比べたいところですがむつかしいようです。

・ ボーイング・ボーイング
「翼のリズム」と同じく古い映画(1965)で、ヨーロッパが舞台のスチュワーデスものの古典。
3人のエア・ホステス(ヨーロッパですので)が登場する、今となっては問題のありそうなストーリィ。
でも原作となった戯曲を書いた作家の視点はそんなところにはありません。
これが日本の航空映画にないところ。ぜひご覧下さい。
映画とは直接関係はありませんが ボーイング 707 の歴史のなかで消えていったひとりのテスト・パイロットのけじめのつけ方と 冒頭のエアポート ’75 でヨーロッパ出張から帰国したチャールトン・へストンのせりふが微妙につながっていることにもご注目ください。 


ご注意!!
ここに登場するスチュワーデスやフライト・アテンダントは変といえばかなり変です。
実在のキャビン・クルーの皆様は普通に仕事をして普通に生活しておられるはずです。

映画でそのようなフライト・アテンダントを描くには小津安二郎監督のような手腕と名前が必要です。しかし映画には作れる時代、作られた時代というものがあります。

今回は1965年から2008年までの作品を選びました。

あわせてジェット・ライナーの幕開けからその将来についてのヤブにらみ考察も含めて、スクリーンに映る製作された時代も共にお楽しみください。

以上の5+1本立て、のフライトです。上映時間がすこし長くなりましたので5回に分けてのご搭乗をお奨めします。

2012年4月 8日 (日)

キネマ航空CEOの春野の休日

里山歩きのグループで知り合った方たちに誘われるようにして同じ市内とはいえ車で小一時間かかる春野という町にあるオープン・ガーデンで行なわれる春の祭りに参加してきた。

Whole_view

四周を囲う山に沿って大きく曲がる清流のある庭である。

左岸の花の林は育成中で入ることはできないが右の花が見えるあたりから画面の外に広がっている。

川はどれくらい清流かというと鯉のぼり、ならぬビニール製らしいのは残念だが鯉ながしを行なえるほどである。

写真でははっきりしないが、Streamers

緋鯉のうしろに小さな鯉も泳いでいる。

オープン・ガーデンと言うとTVで紹介される英国の管理された庭を思い浮かべるがそんな大それたものではない。

Art

それでも竹を素材にした手作りのオブジェなどがあちこちに飾られている。

Passage

こちらは廃材木を利用した小道である。

実のところオブジェはここにある竹の輪を作った端材のようだ。

小道やその脇の人が踏み入りそうなところに並べられた輪っかのなかには、

Objects

こうして小さな花や若い芽が守られている。

立ち入り禁止の立て札や張り巡らされたロープで守られた庭より遥かに心を鎮める力がある。

よく考えられて設けられている小道のせいもあってか植え込みに立ち入る人は見かけなかった。

古都の社寺の庭、大名が残した大庭園、確かに美しく、大切なレガシーではあるが今日の日本の美や精神を具現して生きている文化はこれである、と言い切れるのかどうかを考えさせられる庭であった。

Uncles さて遠景の櫻に囲まれたように見える緑の傘のあたりには、とりどりの花で飾られた舞台がある。

ここでフィドルとギターのアイリッシュ音楽のデュオ。

数年前にゆかりもない当地に移り住み茶農家を始めた若夫婦と真っ赤なリンゴのほっぺ(久しぶりに見た)の幼児も舞台に上がってのトーク。

街っ子の女子中高生弦楽クァルテットの演奏するクラシックなどが繰り広げられた。

春野の町は先ほどのような若い人たちばかりではなく物書き絵描きの中堅世代にも移住先として人気がある町のようだ。

こうしたイベントが行なわれ、日常の営みがつづくのは、なかんずくこうして遠くから彼らを見守っているリタイヤした方々が農業にいそしみながらの緩やかだが強い結びつきがあってのことだろう。

花で囲まれた舞台は左端のアンクルが山を越えた隣町から来て前日の強風のなかで組み上げたそうである。

Contrail このような町の上にも航空路がありコントレールを曳いた旅客機が通り過ぎて行きました。

上下10km離れてそれぞれの人生が交差しているよく晴れた、しかしまだいくぶん肌寒い、穏やかな春の一日でした。

2012年4月 3日 (火)

キネマ航空700便 エイプリル・フライト就航のお知らせ

さる4月1日に、700便 「飛行艇小説の最終便 - 冒険小説も女性作家が面白い」 を就航させました。お楽しみください。

イスカンダルの秘宝 “Fingernail Beach” リチャード・バトラー(1964) 木戸淳子訳 徳間書店 (1990)
これは翻訳者が女性ですが作家はオーストラリア人の男性ですのでキャッチ・コピーに偽りあり、です。
登場する機体はショート SA.6 シーランド。作品としてはともかく前半は楽しめます。

悪夢のバカンス“SABAGES” (上、下) シャーリー・コンラン(1987) 山本やよい訳 新潮文庫(1991)
イギリスの間違いなく女性作家です。都会育ちの女性5人が巻き込まれたアセアンのどこかの島のジャングルでのサバイバルです。
この女性作家はけっこう残酷なシーンが得意なようです。詳細は本編で!
登場する機体はグラマン・ダックをメインに多数が飛びまわります。

コンタクト・ゾーン(上、下) 篠田節子(初出 2003 毎日新聞社) 文春文庫(2006)
スケールが大きく良質のエンタテイメントを手がける作家としては日本の筆頭といえる女性作家の手になります。
「悪夢のバカンス」のパロディともオマージュとも取れますが実質は日本人論にもなっています。
これには飛行機は出てくるのですが飛行艇は出てきません。

以上の三作品の舞台はいずれも南洋と呼ばれる地域ですが通して読むと飛行艇の衰退が分かります。

最後に飛行艇ファンにはかすかな望みとなる話題を囲み記事としました。
ご搭乗をお待ちしています。

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