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2012年5月の2件の記事

2012年5月23日 (水)

キネマ航空CEO 葉桜の候に物思い、俳句をひねる

少し遅れた今年(2012年)の四月半ば、連れ合いのお供で近くにある公園にて満開の桜を観た。台地に刻まれた沢を使い造営された運動公園である。

桜はその沢を水路に変えたコンクリートの護岸壁の上にある遊歩道に沿って長く伸びており、広がった枝は人の丈より高く遊歩道と水辺を覆っている。

開園15周年というから育苗後20年前後の桜並木である。満開ともなると花の下は隧道(トンネル)となり、台地の縁(ふち)に立てば雲海、否、谷を埋める深い霧を望むような壮観にも見えてくる。

そして桜を見る季節になると日本人を自覚する。桜が国花であろうがなかろうが、その自覚はきわめて複雑なものである。
いったい外国人は花にこのような感情を持つのであろうか?

外国人はさて置き、「桜」の概念は梶井基次郎の小説、本居宣長の詩歌、更には幾多の古典へと広がるのであろうが、自身について振り返ると、実のところは今でも(音痴ながら)歌える唱歌、歌謡曲、軍歌などから刷り込まれたものであろう。

これらは当CEOがまず歌うこともあるまい演歌、ポップスにおいても同じであり、基本的に研ぎ澄まされた日本人の情念である。

それらの作詞者、作曲者の感性を通して古典に向う茫漠とした時間につながっているからであろう。

ただ歳を重ねて経験を積み、少しひねくれた身には、この光景の先も見えてしまう。

この果ては 毛虫(むし)の棲み処や 花桜(はなざくら)

類句はあるであろうが経験の句である。

いったい桜とは何であろうか?
こうした思いを一気に晴らしてくれた本がある。

桜が創った「日本」-ソメイヨシノ 起源の旅- 佐藤俊樹 岩波新書 (2005)

古典を彩る「桜」は決して一種ではなかった。しかし、今では、「桜は一斉に花開き北上し日本を縦断する桜前線をつくるソメイヨシノであり、その前後に先乗り、名残り、の種(しゅ)が僅かに残るのみ、」のようだ。

付け加えると当CEOの桜のイメージの刷り込みは多感な時期に読んだ吉田満著「戦艦大和ノ最後」でもあるようだ。

四月五日、沖縄に向け出撃の前、三田尻沖に停泊して行なっていた訓練の合間に三番見張員の上げた声に、次のような個所がつづく。

『早咲キノ花ナラン 先ヲ争ソッテ双眼鏡ニ取附キ、・・・ 霞ム「グラス」ノ視野一杯ニ絶エ間ナク揺レ我ヲ誘ウ如キ花影ノ耀キ 桜、・・・』 ・・・部は省略

少なくとも士官のだれもが作戦の成功が覚束ないことを覚悟した出撃において兵学校出身士官と学徒出身士官の間で死の意味についての対立があった。その対立を収斂させたのは臼淵大尉(だいい)のことばであった。

『・・・日本ハ進歩トイウコトヲ軽ンジ過ギタ・・・本当ノ進歩ヲ忘レテイタ 敗レテ目覚メル・・・今目覚メズシテイツ救ワレルカ 俺タチハソノ先導ニナルノダ 日本ノ新生ニサキガケテ散ル マサニ本望ジャナイカ』 ・・・部は省略

まさにその新生日本の今がある。葉桜の季節となると先の句も推敲が必要となる。

その果ての 蟲(むし)の棲み処ぞ 櫻花(さくらばな)

季語の用法から見ても俳句の体をなしていないと思われる。ただ、佐藤氏の著作「桜の創った・・・」に依れば「桜」は「ゼロ記号性」の最たるもののようだ。

すなわち、すべてを飲み込み、すべてを吐き出すシンボルであるようなので季語の括りから外れても許されると思いたい。

いっぽう、自称ナチュラリストからは「虫の命も生態系の一部であり美しい蝶に変わる。たとえ毒蛾であっても自然界には有益である」とねじ込まれることも止むを得まい。

とはいえ、筆者の通う桜並木は虫の駆除が行われているようであり文句はそちらにも付けてもらいたいものだ。

ただ、『今の時代を作ったのは戦中戦後に生まれ戦後に育ち、やがて社会から消えていく当CEOの世代こそ、その「蟲」だったのではないのか』 との糾弾も次の世代から受けねばなるまい。

 キネマ航空CEO 葉桜の候にさらに物思う に 続く

2012年5月10日 (木)

キネマ航空008便 アンノウン航空会社の社名判明す!

当航空800便で上映中の「ボーイング・ボーイング」に登場する 707 の所属航空会社名をアンノウンとしておりましたが、当航空がその傘下に入れていただいているバーチャル・エアラインズ・アライアンスのフリート・リーダー  「エールジャポン」 を通してMattariさんよりご連絡を頂きました。

キネマエア800便への追記、訂正をとも考えましたがMattariさんの懇切なご説明とWEBの面白さも含めて全文を読んでいただきたくリンクを張ることで対応いたします。

エールジャポン2012.05.04発
『キネマ航空運行とグウィネス・パルトロウ「ハッピーフライト」BS放送のお知らせ』 及び 『コメント

当CEOは航空機の型式名でしか判別できませんがMattariさんは枝番まで判別しておられます。

たとえば、ボーイング747 の例で型式名は 747 となりますが機体設計を変更した派生型、機体構造、エンジンのメーカーや型式、アビオニクスなどの差異さらには納入先などを明確した枝番が存在します。

最初の生産型の 747-100 から 747 を 747 たらしめた 747-400(ダッシュ400)さらには 747-8 など、一般に型式名の後にダッシュを付けて時には7桁に及ぶ数字やアルファベットで表示されます。

このような表示方法は航空機メーカーによって多少の差異がありますが同様に行なわれています。

これらを正確に把握するには外観からだけでは無理で、使用する航空会社や製造番号についても深い造詣があってこそであります。
そのMattariさんのサイトのレジは Mattarix です。読者も実際に乗っているかのようなフライト・ログが楽しいですよ。ぜひご搭乗下さい。

軍用機では同時に製造する機数(ロット)を「ブロック」と呼んで同一の機体と考えていいようですが生産時期が異なると同じとはいえないようです。これが民間機となると同じ型式の航空機は全く同じと言うことはまずありません。航空機を知る楽しみは型式名の「くくり」に加えて枝番で示される派生型を知ることでより深くなりますね。

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