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2021年3月30日 (火)

ミッドウェーの「運命の5分間」の後先き・・・タスクフォース索敵行 弐の巻

公開校正校閲中です。

いよいよ前回まとめたミッドウェー(以下 MI)作戦におけるKdBの行動表の座標を適当な地図の上に落としてゆきましょう。そのための海図の選定から始めます。

索敵機の偵察員が携行する航空図板に張り付ける地図の様式については今のところ断定はできない。しかし艦隊各艦の艦橋の海図室にある海図はメルカトル図であることは間違いはない。

この航海長が統括する海図の基本情報に加えて天候、索敵など独自の諸情報が集約され、旗艦であれば艦隊付参謀や戦隊付参謀が今後の行動や攻撃の準備その他を調整した戦術を参謀長が司令長官に上申し司令長官が艦長に命令する。

艦長は各課の長となる士官を通して下級士官、下士官を経て兵に伝わる。この中で航海長と飛行長(と飛行隊長を含めた)関係に注目したいがそれは追々と・・・。

ここからは当CEOがその海図に情報を書き込む段階で航海長の下の兵曹長クラスの下士官となって作図して見る試みであります。

さて、このへなちょこ兵曹長はかなりテキトーで地図は日米双方の公式戦史の付帯図に目をつけて、念のためそれらがメルカトル図であることを確認することから始めることにした。

日本側の地図もほぼ公式資料だがいろいろと面倒そうなのでサムネイルを掲載していませんが図書館から借用している書籍の付図の情報を下表に示します。

なお表中のサムネイル画像はクリックで別タブに開きます。

(以下 テーブルの下に続きます)

基礎文献によるミッドウェー海空戦の海図比較
Diagram
Map
“The Battle of Midway
- Strategic and Tactical Analysis”
-Map Title & Sub Title-
「戦史叢書
ミッドウェー海戦」

-付図名称-
(左に対応)
省略 Diagram A
Theatre of Operations
 
省略 Diagram B
Search Plans & Movement of Forces
To 2400, 3 June
Zone Time +12
付図第一
ミッドウェー、アリューシャン作戦における各部隊行動要領、飛行哨戒標準、潜水艦配備標準(機密聯合艦隊命令作第十四号及びその後の訂正加味)
Diagram-c_s Diagram C
Air Searches Midway Area
(Beginning 30 May)
付図第二
ミッドウェー及びアリューシャン方面における各部隊進撃行動図(ミッドウェー部隊は六月四日までアリューシャン部隊は六月五日昼まで)
Diagram-ds Diagram D
0000-2400 4 June 1942
Zone Time +12
付図第三
ミッドウェー部隊合戦図(六月五日)
Diagram-d1s Diagram D-1
0000-0600 4 June,1942
Zone Time +12
付図第三の一部の部分拡大に相当
偵察機の航跡や双方の攻撃ルートは表示されていない
Diagram-d2s Diagram D-2
0600-0900 4 June,1942
Zone Time +12
 同上
Diagram-d3s Diagram D-3
0900-1300 4 June,1942
Zone Time +12
 同上
Diagram-d4s Diagram D-4
1300-2400 4 June,1942
Zone Time +12
 同上
省略 Diagram E
0000-2400 5 June,1942
Zone Time +12
付図第四
ミッドウェー部隊戦場離脱と引き上げ行動図
省略 Diagram F
0000- 6 June and After
Zone Time +12
付図第四

今回は米側の“The Battle of Midway - Strategic and Tactical Analysis” の Diagram C Air Searches Midway Area (Beginning 30 May)を検証に使用します。

メルカトル図法の採否の検証に米側の図を使用した理由は図の座標軸に補助目盛線をきちんと示していることです。加えて戦後すぐに日本に乗り込んだ調査団が収集した資料であることもあります。

原本は1948年に機密文書として作成されておりアーカイブはマイクロフィルムの時代であったが書籍を分解までして正しく複写複製することはなかった。

そのため経緯線のアスペクト比は崩れており北緯30度の緯線と180度の経線だけがほぼ直線で直交しているけれど海図として航跡のレファレンスに使うには苦しいところがあります。

幸いにも1991年に原本の機密は解除されて2017年になって当時の作成責任者だった(海軍大尉のち少将で退役した) R.W.Bates 版として刊行されている。

こちらでは上表のDiagramがコンピュータで復元されておりWebに乗っていたことがあったようで、何かのはずみでDiagram C のみが当CEOの手元にある。

次回はこの図と 先々回の「簡易メルカトル図法の経緯線アスペクト比」との妥当性を検証してから 先回の「第一機動部隊の時刻表」 と 今回選んだ 「Bates海図」を組み合わせた検討に入ります(次々回になるかなー)。

こうした点では残念ながら日本側の「戦史叢書 ミッドウェー海戦」 の付図は負け戦とは言え、今回のような検証に使うにはいささかおざなりな記録であります。

なお、今のところどちらの文献も全文と(Bates版を除き)付図を含めてWeb上で閲覧できます。

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